3月21日~ 毒消し薬王菩薩(さしのべさん)開眼法要

~歴代先師の願い~
平成26年3月21日
お彼岸のお中日に合わせ、「歴代住職の念願 薬王菩薩像」の開眼法要を厳修しました。

【縁起・・・長い手とつま先】
徳川家・蒲生家とゆかりの深かった当山は元禄時代、三代将軍徳川家光公の弟、駿河大納言徳川忠長公の奥方の寄進により三千坪の敷地を擁し、一般民衆が参詣できない格式の高いお寺でしたが、当時その一隅に誰もがお参りできる、

手を長く伸ばし足をつま先立て薬壷を持った、

毒消し薬王菩薩様がおわしまし、『さしのべさん』と呼ばれて一般民衆の信仰を集め、「薬王寺」という寺名の縁起となったとも言い伝えられています。

長い手は、苦悩する人々を抱きしめよう、救済しようと伸ばし、一歩踏み出そうとしているつま先は、すぐにでも近づいて寄り添おうとする姿です。
明治時代の廃仏毀釈の折、撤去されたと伝わるこの薬王菩薩像の再建は、以後の歴代住職の念願でした。

【薬王菩薩】
法華経に説かれている菩薩の一。
法華経を聞き得た恩に報いるため、自身の身を焼き、更にのち自身の両臂(ひじ)を燃やす苦行をし、仏滅後の法華経弘教を誓い、法華経受持の行者の守護を誓う。

【尊像製作者】
齊藤 寛之氏
1973年 東京都生まれ
1998年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2000年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
(主な展覧会)
2008年 第十一回岡本太郎現代美術賞展 岡本太郎美術館
2012年 都美セレクション第一回公募展 東京都美術館
2013年 中之条ビエンナーレ2013 群馬県吾妻郡中之条町

【施工】
新田建築 / 岩崎造園